全国大会決勝に見た人狼のコツ。騙し方と見破り方。
自身の趣味として一つに「人狼」というゲームがあります。
以前フジテレビで番組が組まれ、ロンドンブーツの田村淳やYOUさんといったメンバーで行われたことで有名になりました。最近では『牢獄の悪夢』といったアプリでも行えるようになり、若年層の間ではそこそこの知名度になってきて嬉しいです。
そんな折にリアル人狼大会が主催され、そこの全国大学生大会に出場してきました。
その決勝戦は新宿のliveスタジオで収録、ニコニコ生放送でリアルタイムで実況され、9人のファイナリストの1人として出場。名だたる大学のいかにもデキそうな人達はとっても怖かったです。
そこで誰の役に立つはわかりませんが、歴戦の人狼ヤーの方々にお話させて頂いた、「人狼」のコツのようなモノを、ざっくり記しておこうと思います。
- 村人サイド
- 役職者の目線を見ること。特に、本物の占い師は翌日に誰を占うかキョロキョロしている場合が多い。役職の真偽を見極めるためにも、こうした「探す様子」は結構信じられる。
- とにかく誰かに嫌疑をかけてみること。周りに敵を作らずにそっと生きていこうとするのは人狼がやること。積極的に疑いをかけて発言してみる。
- 投票に困ったら確定白(二人居る占い師から白判定を貰っていたり、霊媒師が単独で明らかに村人サイドのプレイヤー)を頼ること。
- 最終日以外の役職騙りはやめること。大抵場を混乱させるだけ。逆に、騎士は殺されることになっても公表しないこと。
- 処刑回数をしっかり把握する。例えば9人戦(9>7>5>3>1)の処刑回数が4回、10人は基本4回で騎士の護衛成功等があれば5回など。
- 人狼+裏切り者サイド
- 裏切り者は占い師として名乗り出て、とにかく早く人狼判定の偽占い結果を出すこと。初日の占い結果から人狼判定を積極的に出していっても良い。人狼から、「あいつは裏切り者だ」とわからせることが大事。
- 人狼のセンスは襲撃に出る。全員の投票で決まる処刑と違って、「自分に不都合なプレイヤーを追放できる権利」を有効に活かすこと。ランダムに襲撃していては勿体無い。
- もし霊媒師を襲撃するタイミングを見極めること。特に、仲間の人狼が処刑された夜には霊媒師を狙って行きたい。村人サイドに「残りの人狼数」を把握させたくないため。
- 時には仲間の人狼を見限って、処刑させる流れを作ることも。自分が占い師として名乗り出て、仲間の人狼に人狼判定を出す(身内切り)も霊媒師有のルールなら信用を勝ち取れる。
人狼は奥が深く、また一緒にやるメンバーによっても展開やレベルが全く異なる変幻自在のゲームです。ちなみに、人狼の大学生全国大会ではディベートのような早口で話す学生や、手癖やしぐさを分析するメンタリストのような学生が居ました。是非、身近なお友達と一緒に始め、周囲を「騙す快感」を味わってみてください。
【日程変更】8月からの就職活動について
2016年8月、第一志望だった政府系金融組織に内定を頂き、1年間続いた就職活動も終えようやくリクルートスーツを脱ぐことが出来ました。
今年は経団連によるスケジュール変更(広報活動が12月→翌3月、選考活動が4月→8月)があった初年度として、従来からの変更点や企業の動きなどを後輩のために書き連ねておこうと思います。下記、参考にして頂ければ幸いです。
【就活夏季日程について抑えるポイント】
- 中小企業と大企業の選考日程が逆転!
- 「冬季インターンシップ」の実施と囲い込み
- 「クールビズ可」はクールビズで行っていいの?夏ならではの苦悩
- 春学期の授業と両立は可能?
- 「内定持ち」の強さと弱さ
- 業界毎の様々な選考時期
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中小企業と大企業の選考日程が逆転!
就活の夏季日程に基づき、経団連に所属する企業は原則8月からの本選考を余儀なくされました。ただ、経団連に所属していない企業は例年と変わらず3月から始めるところが多いです。すると、以前は「本命の大企業を一通り受けてもしダメなら規模感を落として中小企業へ行こう」ということが出来たのが、「本命の大企業の面接前に中小企業の選考が既に始まっている」状態になります。
そのため、夏季日程では8月下旬頃に大企業の選考を終えた後に、中小企業の選考をするのは時間猶予としても厳しいです。 -
「冬季インターンシップ」の実施と囲い込み
2016年度より企業の目立った動きとして挙げられるのが、1月~2月頃に行われる「冬季インターンシップ」です。企業も選考活動の開始前になんとか接点を持とうとした結果、3月前にこうしたイベントを設ける企業が増えました。そして、結論から言えばこうしたイベントは本選考の合否に影響する場合が多いです。特に金融業では所謂「インターンルート」と呼ばれる選考ルートを用意されることもあります。
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「クールビズ可」はクールビズで行っていいの?夏ならではの苦悩
採用本選考の開始が8月、その前後は特に暑い時期になります。多くの企業で面接に呼ぶ学生に対してもクールビズ推奨を宣言されることがありますが、「そうは言われてもいざクールビズで行ってもいいものか…」と、夏ならではの難しい部分です。
ただ、個人的にはクールビズと言われたらクールビズで行くのがオススメです。無理して厚着すると、冷房のあまり効いていない面接室で汗を拭いながら質疑応答することになります。身だしなみの清潔感としても、態度としてもあまり良いものではありません。
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春学期の授業と両立は可能?
もともと「学業と就職活動の両立」を図って行われた採用スケジュールの変更でしたが、実際には大学の春講義である4月~7月には説明会やら選考で大学へ行ける機会もありません。特に、リクルーター面接が始まる時期では夕方に電話がかかってきて「明日の昼にお話しましょう」なんて言われることも多々あります。そうなれば授業どころではありません。卒業が厳しい同期に聞いた話では、「学業と就職活動の両立は相当苦しい」とのことでした…単位は取れるうちに取っておきましょう。
- 「内定持ち」の強さと弱さ
間延びしたスケジュールにおいて、早い時期に内々定をもらうことは有効です。その後の就職活動を内々定先と比較して無駄な選考を抑えられるだけでなく、本命の選考の場で自信を持って振る舞うことが出来ます。ただ、そのネックとして挙げるならば妥協して就職活動を終わりにしようかな、と考えてしまう点でしょうか。特に夏季にスーツを着て連日歩き回るのは相当辛いです、志望度が低くても早い時期に内々定もらえたらなんとなく妥結しそうになる時もあります。確固たる意志を持って臨みましょう。 -
業界毎の様々な選考時期
ひとまずの基準として8月の本選考が示されていますが、実際には業界毎によって選考スケジュールは異なります。今年では例えば国内コンサルは3月~7月、銀行系は6月~8月、生保損保は7月~8月など…。企業も競合他社に良い学生を取られないように、同じ業界の他社の動きに遅れまいとした結果、業界によって集中する時期が確かにあります。志望業界の選考スケジュールは抑え、気付いたら一次募集の締め切りが過ぎていたということのないようにしておきましょう。
以上、変更点について記入しました。